テスト0点でも怒られない心理学
あなたは、こんな状況に遭遇したことはありませんか?
- 「仕事でミスをしてしまい、1時間も上司に怒られた。」
- 「テストで0点を取ってしまい、父親にこっぴどく説教された。」
もちろん相手が怒る気持ちもわかります。
しかし、怒られても何の解決にもなりませんし、過去は変えられません。
そこで、【必要以上に怒られない心理学】をご紹介したいと思います!
「心理学なんて難しくて無理」と思われた方、ご安心下さい!
とってもシンプルな基本を覚えるだけ!
このテクニックは、友達や上司、家族などすべてに対応しております。
相手を選びません。
是非ご活用くださいませ!
怒られないためには「ペルソナ」を利用しよう!
ペルソナとはなんぞや??っていう話ですよね。
まずはペルソナについてご説明したいと思います。
ペルソナってなぁに??
ペルソナとは、古典劇において役者が用いた仮面のことです。
オペラ座の怪人をイメージしてもらうとわかりやすいでしょう。
古典劇の中では、怖い仮面や優しい仮面など複数の仮面を使い分けることによって、役者のキャラクターを変えることが出来ます。
実は、人間も複数の仮面を持っており、場所や場面により使い分けているのです。
例えば、学校では怖い先生も、家に帰ると優しいパパになっていたりします。仕事場で怖い上司も、料理教室ではおてんばキャラだったりするワケです。
そんな人間の外的側面をスイスの心理学者カール・グスタフ・ユングさんは「ペルソナ」と名付けました。
ペルソナを利用すれば怒られる可能性が激減する!?
ここまで読んでくれたあなたは、ペルソナについて理解して頂けたと思います。
ここからは具体的な解決方法をご紹介したいと思います。
ペルソナの利用方法をざっくり説明すると、「相手がどんな仮面を被っているか考え、制限がかかっている場面でカミングアウトする」という方法です。
「自分が仮面を使い分けるのではない」というところが重要なポイントです。
あくまで、「相手が今どんな仮面を被っているか」を見分けるのです。
すこし分かりにくいかと思いますので、具体例で説明しますね!
次の2つについて、お父さんの反応を想像してみて下さい。
- お父さんが大事にしていた花瓶をうっかり割ってしまったということを、【自宅】で伝えた。
- お父さんが大事にしていた花瓶をうっかり割ってしまったということを、【母方の実家】で伝えた。
お父さんの反応はどうでしょう?
①の【自宅】はきっと、
・父「なんてことしてくれたんだ!(怒)」
・父「とても大切にしていたのに!(泣)」
こんなイメージが湧いたのではないでしょうか?
大切な花瓶が割れてしまったんです。当然、怒るか悲しむかの2択でしょう。
では、②の【母方の実家】どうでしょうか?
父「お、、、そうか。。。わかった。」
そうです。義母と義父がいる手前、「なんてことしてくれたんだ!」とは怒れないんですね(笑)
なぜなら、母方の実家では「冷静なお父さんという仮面」を被っている可能性が高いですから、その仮面のまま対応せざるを得ません。
加えて、人間には「一貫性の原理(詳しくはコチラ)」が働きますから、家に帰ってから急に激しく怒り出すという可能性も低くなります。
つまり、伝える場所や場面を変えることで全く違った結果を得ることが出来るのです。
まとめ
いかがでしたか?
ペルソナは、相手や場所を選ぶことなく万能に使う事が出来るので、「使わない理由」を探す方が難しいくらいです。
是非このペルソナを意識してアプローチの仕方を変えてみて下さい。
すぐに効果を実感できるでしょう!
あ、怒られにくいからと言って反省の態度や謝罪の姿勢を崩したらダメですよ(笑)